標準利率1.0%で生命保険の保険料が値上げ

金融庁が保険会社の予定利率に影響を与える標準利率を現行の年1.5%から年1.0%に下げることを発表しました。標準利率の引き下げは12年ぶりです。

生命保険料、来春上げ…標準利率0・5%下げで

国内の多くの生命保険会社が、2013年4月から、終身保険や養老保険など主力商品の新規契約分の保険料を値上げする方向になった。

契約者に約束する運用利回り(予定利率)の目安となる「標準利率」について、金融庁が現行の年1・5%から年1・0%に12年ぶりに引き下げる見通しになり、保険料を増やさなければ保険金の原資を確保できなくなるためだ。

読売新聞オンライン

標準利率は、生命保険会社が契約者に実現不可能な利回りを約束することを防ぐ為に設定されているもので、10年物国債の過去3年間の平均利回りを元に算出しています。

保険会社は契約者から預かった資金を運用していますが、運用している主な金融商品が国債です。株や投資信託などの商品も購入していますが、将来契約者に支払わなければ資金をリスクが高い商品に大量投入することはできません。

予定利率の変化と日本の景気

現在、保険会社の予定利率は1.5%ほどで推移しているのですが、2013年春より1.0%ほどになるかもしれません。

バブル期には5%を超えるような終身保険や養老保険もあったのですが、今はかなり寂しいことになっています。銀行金利が0.1%以下、定期預金でも高くて0.8%ほどということで、それと比べればまだ生命保険の方が得という事になりますが、生命保険は数十年間の契約になることも珍しくなくそうなるとインフレリスクが発生します。

予定利率により増えた分以上のインフレ(物価上昇)が起きてしまうと、せっかく積み立ててきたものが無になってしまいます。保険の場合には、途中で解約すると損をするということもありますので、保険を貯蓄として考えるのは難しい時代になっているという事なのでしょう。

ただ、積立利率変動型の保険に加入していない限り、現在契約している保険の予定利率が変わることはありません。バブル前後に加入した、いわゆるお宝保険を持っている方も多いと思いますが、こういった保険は解約してはいけません。

保険料の支払いが難しくなった場合には、払済保険にして今後の保険料の支払いをストップすることも可能です。再び生命保険の予定利率が上向くのがいつになるのかは分かりませんが、早く日本の景気が良くなって欲しいものです。

保険料が値下げされる?(追記:2013/1/7)

保険料は値上がりするものだと思っていたのですが、どうやら2014年からは値下げされるようです。今年から標準利率が1.0%になるのですが、同時に保険料を安くできるように、運用利回りに関する規制を改定するとのことです。

生命保険料値下げへ 来年4月以降、運用利率の規制改定

金融庁は、生命保険会社が新規の契約者に対し保険料を安くできるように、運用利回りに関する規制を改める方針を固めた。現在の規制で保険料が今春から値上がりすることが決まり、このままでは消費者の「生保離れ」を招きかねないからだ。来年4月以降は、保険料が現在と比べても安くなりそうだ。

標準利率が下がることで、今年一旦、保険料が上がり、来年4月以降に規制改正により保険料が下がるということですね。

保険料が下がるのであれば消費者としては有難いですよね。ただ、当然のことながら、既に加入している利率固定型の保険については保険料は変わりません。

2013年4月の保険料改定方針(追記:2013/3/13)

保険業界全体としてみた場合、2013年は保険料が上がり、2014年は保険料が下がることが予想されますが、大手生保の2013年4月からの保険料改定方針が出揃いました。

【日本生命】
主力商品を含むほとんどの商品を据え置き
貯蓄性が高い終身保険を10%ほど値上げ

【明治安田生命】
主力商品は1%以下の値上げ
終身保険などの多くの商品で数%の値上げ

【第一生命・住友生命】
若年層向けの主力商品は値下げ
40~50代向け商品は値上げ

保険会社によって対応が変わりますが、同じ保険会社でも商品によって値上げ幅が異なっていたり、逆に値下げされる商品も見られます。

ちなみに、貯蓄性の高い商品を扱っていないライフネット生命やネクスティア生命のネット生保2社は値上げはしないようです。

他の保険会社についても、標準利率が下がるため基本的には貯蓄性が高い商品は値上げされる形になりますが、全ての保険会社が値上げするわけではありません。

保険は必要だと思った時が入り時です。保険料が値上がりするから今のうちに、値下がりするから下がるのを待ってというように、タイミングを見て入るものでもありません。適当な時に適当な保険に入るようにしましょう。

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